2020年、年の瀬。今年一度も海外に出かけてないことに気づく。
振り返ると1989年から昨年2019年までの30年間で一度たりとも海外渡航しなかった年はない。
仕事だったり、プライベートだったり、欧州、北米、アジア、アフリカ、その他諸外国含めると記憶に残るだけでも僕の渡航履歴は20国以上、訪れた都市は50を超えている。
10年ほど前まではクリスマスシーズンから年明けにかけてほとんど毎年海外で過ごしていた。
近年、年越しは日本にいることが多くなったが、やれレコーディングだ、イベント、コンサートだ、ファッションウイークやバーゲンだと気持ちが急かされると季節に捉われることなく海外にでかけて行くのが常だった。
だが、人生どんなところに思わぬ事態が待ち受けているかわからない。
このウイルスは僕を含め多くの人々の暮らしを一変させた。
当初は収束に関しても楽観的だった。。
いつまで僕は此処から出て行く事が出来ないのだろう?
イギリスでは1日の感染者が5万人を超えたと言う。
日本も他人事ではない。
今や世界中が、非常事態だ。
かつてのような自由気ままな海外渡航、僕の残りの人生はそれに間に合うのかな?
そして、まだ見ぬ彼方の地を踏む日が僕に再び訪れるのかな?
2020年12月30日。
今年最後の満月を見上げる。
寒風の中、凍えそうなCold Moon。
ここ数年、年越しを決めている北杜市の山荘。
気温はマイナス3℃。
標高1425mのこの地に相応しい新しい防寒着を選んだ。
僕と同い年、1952年生まれのモンクレール。
このところタウンユースで機能よりもデザイン重視でシックなライトダウン仕様のものが続いてた。
だが今年の新作は初心に戻り質実剛健な本格的冬山志向。
パンツをフリース仕様の新作で固めればインナーは薄着で十分。
シューズにはゴアテックス仕様のニューバランス・フレッシュフォーム・トレッキング。
これまたニューバランスの新作。ウールキャップは深めのGUCCI。
そして25年の時を経てリニューアルリリースされたCASIO x ユナイテッドアローズのG-HOCKはソーラーシステムを搭載したフルメタル仕様。
疲弊してる心をカバーするようなヘヴィーデューティースタイルに落ち着く。
コロナを克服した冬のパリにこのスタイルで渡航する希望を抱いていたのだが。。。
あの切れるような寒さの中で祝杯を上げたシャンゼリゼでのいつかの新年が今では遠い夢のようだ。
2021年、僕は60代最後の年を迎える。
まだまだこの先旅に出られるよう、過去の遠い夢ではない、新たな出会いが待つ未来を夢見つつ......
皆さん、頑張ろう‼️
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