皆様、はじめまして。私し北斎と申します。
ロッカー&フッカーのオーナーとは20年来の知り合いで、未だに小僧扱いされています。先日、オーナーから「おい北斎!お前もナンカ書け。」と無理やり言われたので、今後、時々「元祖TOKYO BOYカタログ」のブログにオジャマさせていただくことになりました。そんなこんなで、北斎の記念すべき第1回目のお話しは、オーナーがとりあげられたBDシャツをもう少し考察することにします。
1900年、ブルックス ブラザーズの元社長ジョン・E・ブルックスが、商談で訪れていたイギリスでポロ観戦していました。馬に乗り、敵のゴールにボールを打ち込むその競技は、乗馬のテクニックは勿論、判断力も必要な、まさに紳士のスポーツに他ありません。疾走する馬上の選手の襟元が風でなびき、判断力を落とす選手を観て、ジョン・E・ブルックスは襟下にボタンをつけることを思いついたのです。タイを締めたときに独特の美しい曲線を描く襟のロール。ブラウジング・ルックといわれる適度なゆとり。オーナーが始めて買ったと言っていた三峰をはじめ、世界中でもっとも多くコピーされたデザインといわれるが、ブルックスブラザーズを超えるものは未だ現れていないのです。
「最高の品質の商品だけを、それを愛する人たちへ手渡すべし」
創始者であるヘンリー・S・ブルックスの言葉です。カッコイイ。カッコヨスギル。
ロッカー&フッカーもこうありたいものです。ブルックスブラザーズでは、そのヘンリー・S・ブルックスの哲学がいまなお継承されつづけているのです。ブルックス ブラザーズのお店にはボタンダウンシャツは置いていません。皆さんが一般にいうボタンダウンシャツはブルックスではポロカラーシャツといいます。くれぐれもお間違いのないように。ちなみにロッカー&フッカーでは、現在ブルックスブラザーズのポロカラーシャツは販売しておりません。アシカラズ。北斎がカッテに選ぶ世界の傑作品①はブルックス ブラザーズのポロカラーシャツに決定です。
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