ちょっと長くなるかも知れないので何回かに分けてこの章を書きます。1966年に来日した時のビートルズのファッションはそれまでのものとは違いもの凄く華やかでラフで自由な感じがした。それはフラワー・ムーヴメント、サマー・オブ・ラヴ到来の1年前。ロンドンがモッズ・ファッションに沸いていた時期である。ロンドン・ファッションはピーコック革命とも呼ばれ男の子の髪の毛はマッシュルーム・カットより更に長髪に、そして派手な花柄のシャツに大胆なストライプのパンツ、テーラード・タイプのジャケットと言った、まさに芸術的な組み合わせのファッションで若者達はそれぞれのスタイルを楽しんでいた。この頃が僕は一番ロンドンのオシャレな時代だと思っている。1966年6月29日午後3時、ビートルズはオーラのような輝きを放ちながら東京ヒルトン・ホテル紅真珠の間に登場した。この来日会見でのジョン・レノンのスーツを見た時、僕は男でもピンクを着るんだと言う驚きよりもなんか感動に近いものを感じた。そして、この時のポールのファッションが妙に気になった。シャツの上にもう1枚シャツを、まるでブレザーのように重ね着し花柄のネクタイをしている。写真からその上着のマテリアルを察するに、どうやらそれはスウェードのようだ。Yシャツの上にスウェードのシャツを着ている。しかもそのスウェード・シャツはBD、つまりボタン・ダウン、細部に至るまでなかなか凝った仕立てだ。当時、スウェード製品のコートやリブのついたジャンパーなら知っていた。でも、スウェードのシャツなんて!!僕はそのさりげなくもセンスの良いファッションに猛烈に憧れた。(ポールのこのシャツの色はモス・グリーンだと言われているが僕はどの写真を観ても濃いブラウンのように思える。)で、僕は祖父が着ていたコーデュロイのシャツを思い出し、そのポールのジャケットにどこか似ている祖父のシャツを拝借して三峰のBDシャツの上に重ね着なんかしてみたりしていた。ところが後に判るのだがこのポールの着ていたスウェード・シャツはビートルズのメンバー全員が着用していたのだ。ジョンがライト・ブラウン、ジョージがベージュ、リンゴが黒ないしは濃紺、そしてジョージと同じベージュのもの。1965〜66年SWINGING LONDONと言われたその時代、実はビートルズのみならず、このスウェード・シャツは多くのアーティスト達が着用していた事を後に知る。・・・次回につづく
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投稿情報: cheapest ugg boots prices | 2013/12/05 00:03