先月末、強行スケジュールでリバプールに行った。6月1日リバプール・アンフィールド・スタジアムで行われたコンサートTHE LIVERPOOLSOUND(LIVERPOOL 08 EUROPEAN CAPITAL OF CULTURE)を観るのが目的だ。リバプールが今年ヨーロッパの文化都市として選ばれたのだ。で、その記念コンサートが催された。コンサートの出演者リストにはズートンズ(ZUTONS),カイザー・チーフス(KAISERCHIEFS),そしてポール・マッカートニーが名前を連ねている。ポール・マッカートニーをリバプールで観る、それはビートルズ・ファンであったらひとつの夢みたいなものだ。これまで4回僕はリバプールを訪れている。だからけっこう中心部はくわしい(つもりだ)。ビートルズの所縁の場所はほとんど回っているし2004年にはジョン・レノンの最初のグループ"クォーリーメンTHE QUARRY MEN"のレコーディングにも立ち合っている。08のコンサート前々日に到着した僕はなんとラッキーなことにHARD DAYS NIGHT HOTELに宿泊することができた。この事はおいおいこのブログで書いて行きたい。まず,今回このブログで紹介したいのはビートルズの珍しい写真。リバプール市内で見つけたビートルズのポスターに使用されていたのがこの写真である。もちろんビートルズ・ファンならお判りだと思う。ジョンがなんとジョージのグレッチ・カントリー・ジェントルマンを持ってマイクに向かっている。この写真はビートルズが1964年2月マイアミ・ドービル・ホテルに滞在中、エド・サリバン・ショーのリハーサル時に撮られたものだ。この日、リッケンバッカー社は新品のギターを2本ジョンとジョージに贈呈している。ジョージが受け取ったものは360/12。ジョージはこのリハーサルで既にこの新品のギターを使用している。そしてジョンには325、ショート・スケールが送られた。ではなぜにジョンはジョージのグレッチを弾いているのか?ジョンへの贈呈が遅れたのだろうか?ならばそれまで愛用していた1958年製の325を使えばいいと思うのだが。まぁ、どうでもいい事だ。いずれにせよマイアミから中継されたエド・サリバン・ショーでジョンは新品の325を持って登場する。しかし、ジョンがマイクの前に立ちグレッチを持つ姿は何とも似合わない。ジョージはグレッチ、ポールは言うまでも無くカール・ヘフナー、そしてなんといってもジョンはリッケンバッカー325。1964年、世界へ飛躍する瞬間のビートルズ、それぞれ各自のトレード・マークとなる楽器はやはりこれが一番フィットしている。
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