大晦日。洗濯をしている。今年実は洗濯中に大失敗をやらかした。それはロンドン滞在中、借りていたフラットでスウェット、T-シャツ、BDシャツ、そして何枚かのブリーフを一緒に洗濯機の中に放り込んでそのまま洗っていた時に起きた。
洗濯好きの僕は軽い脱色の時や、綿素材、ウール素材なんかをサイズ・ダウンする時もけっこう洗濯機を巧くコントロールする。色物と白物はいつもはっきり分けて洗う。たとえば白いシャツがジーンズの青に染まってしまった経験なんかは誰しもあるんじゃないだろうか。僕が若い頃、化学繊維で着色したブルー・ジーンズなんかも存在していてこれは色落ちしないから白い物と洗っても問題なかった。また、70年代初頭、日本に輸入されたLeeのオーバー・オールなんかは100%ポリエステルのものもあったから色落ちはほぼ皆無、これも白い物と一緒に洗って問題なかった。100%コットン素材であってもある程度色落ちしたらその後はほとんどブリーチされ難くなる物だ。まぁ、そんな洗濯の色落ちや縮みなんかの失敗や経験を繰り返した結果、僕は重要なアイテムの洗濯は人任せせずに自分で洗濯機のスイッチをONするようになった。今、僕が使っている洗濯機はWhite Westinghouse社の物。もちろん、タンブラーとセパレートになっているもの。一体型は洗濯終了後、時々忘れてタンブラーを余計に回しすぎたりする事があるからあまり好きでは無い。ただ、このマシーンも日本で使用する際、日本対応の電圧にセットされているからあまりその効果は本国ほどに期待出来ない。
で、ロンドンでの事。僕は東京でするのと同じように色物と白い物を仕分けしたつもりでスイッチをONにした。ところがヴィヴィアン・ウェストウッドのブリーフが猛烈に脱色したのだ。ブリーフはボルドー・カラー。日本で何度洗っていても全くと言って良いほど色落ちしなかったものがロンドンではブリーチされてしまった。強力な洗剤、90度近い熱湯での洗い、そしてマシーンの回転の強力さは半端じゃない。なにしろ電圧240Vの国である。日本の100Vの2倍である。まぁ、何が原因かはともかく、一緒に洗ったJUNYA WATANABEとThom BrowneのBDシャツ、ガリアーノの白いT-シャツ、そしてライディング・ハイのスウェットはものの見事に薄いボルドー、つまりピンク色に染まってしまった。で、ちょっとメゲた。英国人の友達にその話をしたら、彼の奥さんが強力な優れものをプレゼントしてくれた。Colour Catcherというシート!!こいつを洗濯機の中に放り込んでおくと生地から出た色を吸収してくれる。だから白い物に色が着かないのだ!!どう言う仕掛け?くわしい事はわからないが"洗濯好き"にはたまらない。あえて色物と白い物を一緒に洗う必要は無いけど、ちょっとこれ色出るかな?って時なんかはとても便利である。日本の洗剤メーカーとかからはたぶんこのカラー・キャッチャー発売されてないよね?もし、どこかで売っているのであればどなたか教えて欲しい。てな、わけで今年最後の洗濯はまもなく終了。
皆さん、良いお年を!!
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Great insight. Relvieed I'm on the same side as you.
投稿情報: Oflu | 2012/09/19 15:31