1969年8月8日午前11時15分。ビートルズは自身の最後のアルバムジャケット撮影をLondon NW8 GROVE END ROADとABBEY ROADの交差する横断歩道で行った。
この横断歩道はEMIスタジオ"(現在のABBEY ROAD STUDIO)" のすぐ前にある。その日、ビートルズはこの横断歩道を3往復、計6枚の写真が撮影された。そのうちの1枚、4人の足が絶妙にまっすぐ伸びた奇跡のような1枚がアルバム・ジャケットに選ばれた。そのアルバム「ABBEY ROAD」によってこの横断歩道は世界一有名な横断歩道となってしまった。ロンドンにやって来るビートルズ・ファンが間違いなくまっさきに訪れる巡礼の地はこの横断歩道「アビー・ロード・ゼブラ・クロッシング」である。「ABBEY ROAD」ジャケット撮影から40年経った2009年8月8日午前11時15分,この場所に世界中のビートルズ・ファンが集結しこの横断歩道を渡った。 1969年、その時代のビートルズは4人の心がバラバラですでに解散は時間の問題とされていた。発表がいつ告知されるのか16才の僕は毎日不安だった。ビートルズが解散したらこの先どうなるのだろう?当時の僕にはそれだけ彼らの存在が大きなものだった。世界はベトナム戦争の激化で、そして日本は70年安保を目前に控え揺れていた。そんな混迷の時代にLOVE & PEACEのメッセージを発信し続けていたビートルズも互いが憎み合うと言う悲しい矛盾を抱えていた。しかし、それでもビートルズは僕らの進むべき道を教えてくれる指針のように思えた。世界は荒れていた。やがて訪れる70年代に不安を感じていた若者は僕だけじゃないだろう。あれから、40年。世界のどこかで紛争は続いている。貧困や飢えにも終わりは無い。そんな現実に直面する時、僕はいつもビートルズがいてくれたあの時代を思い起こす。
ジョンとジョージは逝ってしまった。撮影時その場に居合わ せたリンダ・マッカートニーも、そしてビートルズの忠実なロード・マネージャーであったマル・エバンスやニール・アスピナル、このジャケットを撮影したフォトグラファー・イアン・マクミランさえ、もはやこの世の中にはいない。それでもなお、彼らの残した「ABBEY ROAD」のジャケットは主人公不在の現在でもメッセージを発信し続ける。だからこそ世界中からこの場所にはあれだけの人が集まってくる。ビートルズの存在を思うとき僕ら世界中のファンは連帯できる。LOVE & PEACEの名の下に。
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I'm impesrsed. You've really raised the bar with that.
投稿情報: Chassidy | 2013/05/30 04:38
Surprising to think of smotenhig like that
投稿情報: Xannon | 2013/05/30 04:38
Keep on wiritng and chugging away!
投稿情報: Jenay | 2013/05/30 04:38