普段は西暦年号に馴染んでいるせいかあまり平成という年号を意識したことがない。
そんな僕でも今日が平成最後の大晦日だと言われるとなんとも言えない気持ちになる。
来年は新しい元号になるのだ。
そうなると僕は昭和、平成、新元号と3っつの時代を生きていることになる。
物心ついた頃、昭和生まれの僕は大正時代が親の世代、明治時代は祖父母の世代と当然のように考えていた。
つまり明治という時代は僕から見れば遥か遠い時の彼方だった。
来年、年が明けて元号が変われば明治、大正、昭和というあの3世代の時代が昭和、平成、新元号の時代に様変わりするのだ。
だから新元号に生まれてくる世代にとって、昭和という時代はあの頃僕が感じていた明治時代と同じ遠い時代になってしまうわけだ。
で、ふと思うのだ。
来年以降生まれてくる新元号世代は昭和生まれの僕たちを当然3世代前、つまり祖父母の時代というふうに当たり前のように認識してしまうのだろう、と。
うーん、そうか。。なるほど。。もう、僕らの世代はもうそんな老境の域に差し掛かっているのかぁ。。
最近は地下鉄のシルヴァーシートに座ることを少し躊躇わなくなった自分がいる。
映画館のシニア割引を当たり前のように受け止めている自分がいる。
そして、4年後には車の運転をする場合、車体に「もみじマーク=高齢者マーク」ステッカーを義務付けられる。
ちなみにこの「もみじマーク」、以前は「枯葉マーク」という名称だったからなんとも笑ってしまう。
時間は誰しもイーブンであるが、時に残酷に思えてしまうものである。。
でも結局のところ気持ち次第なんだろう。
なぜなら14歳の時の自分と今の僕の心の意識は何が変わった?
相変わらずビートルズを聴いているのだ。
ショーウィンドウに飾られたギターにときめき、風を切って歩く生意気そうな女の子に街角で振りかえってしまう自分が今もいる。
それはあの古ぼけた教室でギターを抱え、窓の外、ボールを夢中で追いかけている体操着姿のあの娘を眩しく眺めている昭和41年の僕となんら変わりがない。
「老境の域」と人から言われたらきっと腹立たしい。
まして悟るにはまだまだ早すぎる。
まだまだこの先、きっと興味津々な自分がいる。
むしろオレは「老境の粋」と解釈して若い世代にお前らよりいっぱい経験、体験してるぜ、お洒落して美味いもん食って旅して恋して車をぶっ飛ばしLIVEしてるぜって感じで新元号を迎えたいと思う。
時刻は平成30年12月31日 月曜日 10時10分過ぎ
では、皆さんお互いに良い年を迎えましょう!
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