高齢者ドライバーの事故が問題になっている。
で、ふと思うのだ。
自分はいつまで車を運転し続けるのかと。
スタッフや仲間からはそろそろ専用ドライバーを雇うよう勧められている。
確かに昔のようなロングドライブは疲れる。
かつては伊豆高原にあるスタジオや八ヶ岳の別荘なんかを日帰りで往復していた。
今はそんな体力がないからロングドライブの運転は若いスタッフに任せている。
カーマニアではないがこれまで10台くらいは乗り継いだのかな?
短い期間だったが英国車のVANDEN PLUS PRINCESS 1300にはエンスー地獄に陥りながらも随分ハマった。
英国好きが高じてJAGUAR DAIMLER DOUBLE 6、RANGE ROVER等も乗り継いだが僕が一番長く乗り続けているのがGERENDE WAGON(ゲレンデヴァーゲン)である。
最初のゲレンデは1986年に手に入れた。
この車に関して僕は全くその存在すら知らなかった。
僕に限らずゲレンデに関して日本ではほとんど知られていなかった。
バブル全盛期、僕はCMの仕事を多くこなしそこそこまとまった車の購入資金を持っていた。
ホンダレジェンドからメルセデスに乗り換えるため目黒にあったYANASEを訪れ、そこでゲレンデに出会ったのだ。
楽器やアンプ等、器材を運搬するためにステーションワゴンタイプのメルセデスが僕の目当てだったがこの初めて見る無骨なフォルムのゲレンデに一目惚れしてしまった。
店舗のスタッフが言うにはメルセデス目当ての人はほとんどセダンタイプのものを求めて来るのでこの4WDタイプのものはスルーされる。
2000年代、IT長者達のステイタスシンボル的存在となり、今では1日に何台も走行している人気車種ゲレンデヴァーゲン。
80年代半ばバブル突入前後は全く人気が無かった。
と、言うかもともと軍用車仕様だったので日本に輸入されているものは稀だったのだ。
僕が目黒のYANASEで出会ったゲレンデヴァーゲンPRADIKAT230GEは当時3台輸入されたものの中の1台だった。
売れないまま新古車扱いだったから随分プライスダウンしてもらった。
当時この車を街で見かける事は皆無だったから僕は得意になっていた。
よく「大きなパジェロですね!」なんて言われたものだ(笑)
この愛すべきゲレンデは12〜3年使用した。
その後レンジローバーを経て1999年再びゲレンデG-500に。
当時、わざわざ本国ドイツまで問い合わせ右ハンドル仕様のものをオーダーした。
こいつは重いボディーであったが5000ccと言う事もありとんでもなくスピードが出た。
当時このロングサイズでボディーカラーが白のものは非常に珍しかった。
僕はこのゲレンデをポーラベアー号と名付けた。
こいつもかれかこれ17年くらい乗ったかな。
オフロードもけっこう走ったから最後はボロボロになっていた。
結局、スタッフやディーラーから買い替えを勧められ2016年現在のゲレンデに落ち着く。
ボディーカラーだけ僕が選び、あとの仕様はスタッフにまかせた。
クリーンディーゼル仕様になった分、以前のものと比べて頗る燃費が良い。
僕はこのゲレンデをヒポポタマス号と呼んでいる。
この夏で5年になるからそろそろ買い替えませんか?と言う誘いもあるのだがあまり心が動かない。
しかし一体いつまで車を運転し続けるのか?
そんな事を考えるようになった。
運転は嫌いじゃない。
終の棲家じゃないが終の車をそろそろ考え始めても良いのかも。
※写真はゲレンデヴァーゲン「ポーラベアー号」と「ヒポポタマス号」
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